兵馬俑を見たあとに、さらに先にある西安の名所、華清池へ行きました。
華清宮とも呼ばれているように、唐代に造られた離宮で有名な長恨歌の中で、楊貴妃が湯浴みした場所です。門や建物群が並び立っていて、実際に唐の玄宗や楊貴妃のお風呂も見ることができます。奥には驪山という老子がいたと伝えられる山もあり、ロープウェイがあります。
また、近代中国史で国民党と共産党が内戦を繰り広げていた1936年12月に西安事変があった場所としても有名です。張学良・楊虎城らによる蒋介石の拉致監禁事件です。結果として国共合作に発展し、現在の中華人民共和国につながっていく歴史上のターニングポイントです。実際に蒋介石が幽閉された場所や実弾の痕なども残っており、とても興味深い場所でした。